大学用Discordのすすめ
この記事はUEC Advent Calender 2021の12日目の記事です。
adventar.org前日の記事はとくさんの「かな入力を使おう」でした。打鍵数を抑えられるのは今更ながらなるほどとなりました。小さいころにキーボードの見た目通りに打っても謎のアルファベットが出てくるばかりで困惑した覚えがあります。
お前は誰なんだ
あすなろわさびと申します。3年次です。Twitterは@Asunarowasabi_Uでやってます。鍵垢だけどコワクナイヨ~
本題
みなさんDiscordというアプリは使ったことがあるでしょうか?
当初はゲーマー向けコミュニケーションツールとして始まり、今ではコロナ禍も相まって主要なSNSの一つとなりつつあります。そんなのオタクだけ?そうだね
電通大でもご多分に漏れずDiscordが各所で活用されているわけですが、サーバーセッティングの経験となるとそこまで多くないのではないでしょうか。
今回は、大学内コミュニティとしてDiscordを使う際の知見についてまとめてみようと思います。
※そもそもDiscordがなんなのかについては調べれば出てくるのでそっちをどうぞ
(今後の説明はPC版準拠で行います、スマホ版は操作しにくいのでお勧めしません)
サーバー作成と招待
まずは集まる場所を作らないと話が始まりません。LINEだと友だちを同じ部屋に放り込めばそれで解決ですが、Discordでは違う方法を取ります。
左側のメニュー下部に行くと、このようなボタンがあるはずです。
これを押すとサーバーが作成されます。テンプレートを選択することもできますが、どうせこのあと弄りまくるのでオリジナルを選択したほうが無難です。
こんな感じ。あとは「友達を招待」からリンクを送ればOK。
招待リンクは有効期限や使用回数を設定できるので、サークル新歓を行う際などはぜひ活用しましょう。
権限設定
今回はサークル用Discordを例にします。
一見話題別に分かれており問題ないように見えますが、改善点は多々あります。
- 様々な話題がまとめられすぎている
- お知らせに全員書き込めてしまう
- 事務の内容を入ってきたばかりの人に見られてしまう
ひとまずはこんなところでしょうか。この問題は権限を適切に設定すれば解決できます。
Discordでの権限設定は①ロールを利用する②ユーザーごとに設定するの2つがありますが、基本は前者を推奨します。後者も仕組みは同じですが、複数個所の設定が重なることで全容を把握しにくくなりやすいので必要最小限の利用にしましょう。
ロールは「サーバー設定」から設定できます。今回はこのような構成とします。
それぞれに付与する権限は、次のようにすると上手く回りそうです。
- 代表はサーバーの管理をするので、全ての権限を持つ
- 代表と運営は事務のお知らせをできるようにする
- 入ってきたばかりの人にはいきなり中身を見せないようにする
このためには、まずチャンネルの並び方を整理したほうがいいでしょう。
このようにカテゴリーを整理すると見た目が綺麗になります。
このカテゴリー機能はただ見た目を整えるだけでなく、権限設定でも大いに役立ちます。
Discordにおいて、権限はチャンネル・カテゴリー・サーバーの3か所に設定することができます。また、優先順位もこの通りになります。
つまり、権限設定を上手に使えば「このチャンネルだけは書き込めない」や「このカテゴリーだけは閲覧できない」という設定も可能です。
試しに運営カテゴリーを入ってきたばかりの人に閲覧できないようにしてみます。カテゴリーを右クリックして「カテゴリーの編集」を開き、
プライベートカテゴリー機能をオンにして3ロールを追加してあげましょう。
これだけでOKです。@everyoneは何もロールが振られていない状態を指すと考えていいです。よって、部員でない人(≒入ってきたばかりの人?)にはこのカテゴリーは閲覧できないことになります。
今度はお知らせチャンネルに書き込む人を制限しましょう。カテゴリー設定の下の方を見ると、何やらいろいろ並んでいます。
高度な権限と書かれている通り、こちらで詳細な設定を行うことができます。が、今回は1つのチャンネルだけ書き込み不可にしたいので、ここではなくチャンネル設定を開きます。開き方はカテゴリー設定と同じです。
チャンネル設定→権限を開いたら、設定したいロール(今回は部員ロール)を選択した後に少し下の方にある「メッセージを送信」を×にしてしまいましょう。これでお口チャック。
最後にサーバー設定→権限を開き、代表ロールに管理者権限を付与して設定完了です。
これで権限設定を終えましたが、きちんと機能しているかはまだ確認できていません。この時に便利なのが「view as a role機能」です。
サーバー設定→権限からその他を選ぶとこのように表示されます。
この機能を使うと、各ロールからサーバーがどのように見えているかを確認できます。早速部員ロールを確認してみましょう!
お知らせに書き込めなくなっています、どうやら大丈夫なようです。ついでにeveryoneからの見た目も確認しておきましょう。画面上部がら対象ロールを選択できます。
…他のカテゴリーへの設定を忘れていました。確認は怠らないようにしましょう。
それぞれの権限項目についてはあまりに長くなりすぎるため省略します。こちらの記事が参考になるのでどうぞ。特に「オンラインとは別にロールメンバーを表示する」は設定して損がないと思います。
コミュニティサーバー
コミュニティサーバーは最近追加された機能です。有効化することで、サーバールールの通知や参加ユーザーのゾーニングが行いやすくなります。主に利用するのは
- ガイドラインチャンネル
- メンバースクリーニング
- ようこそ画面
の3つになると思います。
今回は自身が運営している電通大Discordサーバー「UEC Discord」を例にします。最近セットアップできてなくてごめんなさい
ガイドラインチャンネルはサーバーを利用する上での遵守事項などを掲示できるテキストチャンネルです。それだけ。
強いて言うならアイコンが特別仕様になります。分かりやすくはなるのか…?
メンバースクリーニングはサーバールールを示すのにもってこいの機能です。
サーバー参加前にこのようにしてルールを表示できます。設定した管理レベル毎のセキュリティ対策もついでに行えるので使って損はない機能です。
ちなみに管理レベルの一覧はこんな感じ。荒らし対策も考えると下が最善ですが、そこはサーバー運営方針との相談を。
ようこそ機能ではサーバー案内を表示できます。
最大5つまでのチャンネルリンクを掲載できます。興味関心を引くようなチャンネルがあれば載せてみるといいと思います。
Student Hub
こっちはもっと新しい機能です。
Student Hubは教育機関ごとに存在し、その機関の関係者でなければ参加できません(学内メールアドレスで認証できます)。
ここには自身が管理権限を持つサーバーを自由に登録でき、他人が登録したサーバーに自由に参加できます。
学内交流にはうってつけの機能です!登録しておくと参加してくれる人が増えるかもしれません。
Discord Bot
DiscordではたくさんのBotが開発されています。管理権限さえあれば簡単に導入できるので活用しましょう。
おススメどころは
- 喋太郎(テキストチャット喋り上げBot)
- Quick Poll(投票Bot)
- Reminder Bot(リマインダーBot)
- Math Bot(数学系Bot、Wolfram Alpha対応)
- Carl-bot(何でも屋さん)
あたりでしょうか。
また、Discord Botは自作することもできます。
qiita.comPythonが実装面でも文献面でも作りやすいのですが、Discord公式とライブラリ開発有志の思惑が合わなかったこともあり8月の地点でライブラリアップデートが終了しています。
また、現在はスラッシュコマンドを利用した実装が推奨されていますが、大体の文献は時系列上別の実装をしていることが多いので、そこを潜り抜けてなお自作する意思があるならどうぞ…自分のも早く手直ししないと
Webhook
なにもわかりません。便利なのは知ってる。
IFTTT使うとソシャゲの更新情報ツイートを取得できたりします。
qiita.com活用できれば強い…はず…?
さいごに
Markdown装飾を覚えると好き放題できてたのしいよ